天職とは?

「マネジメントの父」と呼ばれるピーター・ドラッカー、 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(略して「もしドラ」)の 映画やマンガでご存じの方もいるかと思いますが、ドラッカーは自分の「強み」「感情(仕事の仕方)」「価値観」という 3つの問題に答えが出れば、卓越した仕事ができると言っています。
そして、そこから充実感と自信が生まれるとも。

『強み』 とは、今の自分でも「できる」可能性がある仕事。
『感情』 とは、やっていて「不快でない」我慢できる仕事。
『価値観』 とは、「自分はどう生きたいか」それを実現するための仕事

今の自分でも「できる」仕事

例えば、「ファッション業界」
自分は服飾などに興味があるので「ファッション業界」で働きたいと思ってもそこで、どの様な職種につけば 良いか迷います。人と話すのは苦手なのでファッション関係の「営業職」や「販売職」にも向いてない。 デザインは好きだけど、「デザイナー」なんて競争が激しく内気な私には無理っぽい、手先が不器用なので 「ミシンで服作り」や「パタンナー」も向いてない。
結局、無理じゃん!!!となりかねません。

そんな時に、今のあなたでも「できる」仕事を見つけ、そこから始めるべきです。そのために、あなたの 『強み』は何かを見つけることが大切です。例えば、あなたの『強み』が「思いやり」なら、一人ひとりの容姿について 観察能力が優れ、的確なアドバイスができる「スタイリスト」や押し売りしない「販売員」になれるでしょう。 また、あなたの『強み』が「好奇心」なら、収集することが楽しいはずですから、ファッション関連雑誌の「編集者」 に向いているかも知れません。会社に入って周りから、「こんなこともできないの」と言われるのはイヤです。 まず、仕事を選ぶなら、今の自分でもできる『強み』を見つけましょう。

では、「自分は何ができる」のか?
この『天職診断Go』では、あなたの『強み』を解析し、今のあなたでもできるだろうと思える「仕事」を探し出して くれます。自分が短所だと思っている性格でも、仕事上では『強み』となることもあります。 自分が今、思っている能力だけでなく、自分自身で気付いていない潜在的な『強み』を発見してくれるかも知れません。

やっていて「不快」でない仕事

例えば、「スポーツ」
好きな人からすれば練習は苦しいけれど、好きだからガマンして続けられます。 しかし、嫌いな人からすれば、肉体だけでなく精神的にも辛いです。 やり終わった後の爽快感が良いなんて言いますが、まったく理解できません。 同じように、運動が好きな人からすれば身体を動かす仕事は苦になりませんが、 運動が苦手な人にとって、重いものを持ったり運んだりする仕事は苦痛です。 同じ仕事でも仕事の種類によって「心地よい」と思う人、「不快」と思う人それぞれです。 運動嫌いの人が仕事のなかで身体を動かすのが少しなら、それに耐えることはでききますが、 仕事のほとんどがそうなら耐え続けることなどできません。
人、それぞれによって、「自分が感じる快・不快」は異なります。
日々、変化のある仕事を好む人もいれば、毎日が手慣れた仕事の方が良い人もいます。 「結果良ければすべて良し」と結果だけにこだわる人もいれば、それまでの過程を重視する人もいます。
それが『感情』です。

あと、もう一つの指標で『ストレス耐性』というものがあります。
ストレスに対してどれだけガマン強いかという指標ですが、ストレス耐性がある人は不快なことがあっても ガマンして耐えられますが、無い人はすぐ諦めたり、早期で退社してしまいます。 この様に聞くと『ストレス耐性』が低い人は悪いことのように思いますが、全くの逆です。
『ストレス耐性』が高い人ほど、オーバワークな職業に就くと頑張りすぎて身体が悲鳴を挙げているのに 働き続け、取り返しのつかない状況に陥いる場合があるので職業を選択するときには気を付けなければなりません。
この『天職診断Go』では、あなたの『感情』を解析し、今のあなたでも耐えられるだろうと思える「仕事」を探し出してくれます。

自分はどう生きたいか、「それを実現する可能性を秘めた」仕事

例えば、「社長」
あなたは「社長」という職業について、どの様なイメージがありあすか?
お金持ちで、出勤時間にも縛られず、偉そうに人に命令を出すだけの人。 でも、世の中にはたくさんの会社があり、自分の夢を追い求めて起業して社長になった人も多くいます。
〇自分の自由な時間や家庭を優先したかったので起業した
〇社会に貢献できることがしたかったので起業した
〇人から命令されることより、自分のアイデアを実現したかったので起業した
などなど・・・、お金儲けだけでなく社長になりたいという動機はいろいろあります。 しかし、将来自分が「社長」になりたいと思っても、最初から「社長」という職業はありません。 ただ言えるのは、将来「社長」になれるような「可能性を秘めた」仕事を選ぶべきということです。 大企業の社長になりたければ、それなりの学歴と「企画職」「営業職」「技術職」を選ばなければ「社長」にはなれないでしょう。 小さくても自分で起業したいと思うなら、「技能職(技能を身につけられる職業=職人さん)」や独立開業できる「資格職」、 それから「インターネット」を活用できる「販売職」「サービス職」などいろいろあります。                

ここでは、「社長」になりたいという人に対しての例えですが、フリーターや自営業なども同じで、 一度きりの人生なので自分で好きなことに挑戦したいと思う人もいるでしょう。 会社は給料を得る手段であり、あくまで自分の生活を大切にしたいと思う人もいるでしょう。 また、働くことで社会との繋がり自分が必要とされていることで幸せを感じる人もいるでしょう。
「自分はどのような人生を送りたいのか」、という根っこの部分の考え方。
それが、あなたの『価値観』です。
この『天職診断Go』では、あなたの『価値観』を解析し、今だけでなく将来の可能性を秘めた「仕事」を探し出してくれます。 また、あなたの『価値観』を汲み取って、あなたにあった「職種」だけでなく「業種(業界)」も考慮して「仕事」を探し出してくれます。

『天職』とは、天から与えられた職業

新卒で就職する時点で『天職』にめぐり合うなんてなかなかありません。それは、人は仕事を通して成長するものであり、 学生時代は人前で話すなんて恥ずかしくて考えられなかった人が、今では大勢の前で公演するようになったり、 昔は勉強嫌いで本なんて全然見向きもしなかった人が、今では仕事の関連本を欠かさず読むようになったり、 今はできないと思っているようなことでも仕事を通してできるようになると、更に、もっとしたいことが広がってきます。
『天職』もあなたの成長に合わせて変わります。そして、最終的に落ち着くところが本当の『天職』なのです。 自分の成長に合わせて変化できるような『職種』をまず、天から与えられることが最初の一歩です。

『天職診断Go』 では、あなたの『強み』・『感情』・『価値観』にあった『天職』を見つけ出してくれます。

※Comment
『天職』とは、英語では: Calling    【Call(呼ばれる)+ingで「神様からのお告げ」】
長い人生の航路で、振りかって見たときに気付くもの・・・それが『天職』