コーチングからの 新しいアプローチ
WELCOME !HERE WE GO.
Home サイトマップ
お問い合せ
〒870-0954
大分市下郡中央3丁目
      12番地7号

TEL 097-547-9388
FAX 097-547-9389


学習塾 ファーストステップ
代表 松村泰成
     COLUMBUS'S EGG
 時は15世紀の終わり、男たちが命がけでロマンを追いかけていた大航海時代、ひとりの男が果敢にも西進することを決意します。この世の中は平板で、西に進むと滝つぼから奈落の底に落ち込んでしまうという世界観が大勢を占めていました。これがこの時代の最も大きなパラダイムと言えるでしょう。
 バスコダ・ガマしかり、マゼランしかり、皆このことを恐れ、東周りの航路をとっています。
 しかしながら、『地球は球形をしており自転しながら太陽の周りを公転している』という科学者の言を信じた男は反対からアクセスすればいち早く目的地にたどり着けると信じたのです。
 男の名はコロンブス。果せるかなこれが奏功し、アメリカ大陸の発見へと至ったのです。
 皆さんは、この『コロンブスの卵』の逸話をご存知でしょうか?どうも、昔の尋常高等小学校の教科書では紹介されていたようです。

 時は15世紀(1492年、【いよくに】燃えるコロンブスと覚えましょう!)思わぬことから、新大陸を発見してしまったコロンブスを囲んで、一夜限りの【大祝晩餐会】が催されました。

 周りのヒスパニック人たちは大喝采!『飲めや歌えや!』の大騒ぎです。ひとしきり盛り上がると、各人が、順番に握手を求めてコロンブスのもとに、足を運びます。そんな中に、先ほどから冷ややかな眼差しでこの様子を眺めていた男がいました。コロンブスに先を越されていらいらしている様子です。

 ついに耐え切れず、彼はすっくと立ち上がり、こう言います。

『諸君!大洋を、ただ西へ、西へと突き進んだ。すると結果的に大陸に突き当たった。
それだけのことが、そんなにすばらしいかねぇ?』

 一同静まり返ります。一方コロンブスはというと、平静を保ちこう言い返します。

『諸君、それでは試みに卓上の卵を立ててみたまえ!』

 もとより、卵がたてに立つはずがありません。『アホらしい!』と最初から試そうともしない者たちに混じって、とりあえずやってみる振りをするだけの気弱な者たちもいました。(松村は空気を読んで後者でしょうか?)

 ひとしきりこの様子を眺めていたコロンブスは、場を静めるために軽く合図をおくり、卵のおしりを『コツン』とテーブルにあて、これを立てて見せます。 ⇒先ほどの男のつぶやき=『バッカじゃねぇの〜!』(これがゆで卵であることは全員が知っていました。)
 そして結びにこう言い放ちます。

『諸君、他人が一度成し得たことに対しては、いかようにでも発言することができる。
しかしながら、肝心なのは、その最初の一人になれるかどうかなのだよ』

                 
見事にパラダイムをシフトして見せたコロンブス!

 卵はたてには立たない。スイカは丸い。地球は平坦で西進すると滝のように落ちてしまう。全ての惑星が地球の周りを回っている。松村はブサイクだ。

 これら全てが、一度は当たり前のものとして事実化されていました。これらのように、ごく当たり前のように『○○は△△だ。』と認識している事柄、これを『パラダイム』と呼びます。そして、じつはこんな方法があったんだ、とか、じつは自分の認識が間違っていたんだ、というふうに、認識の上書きをすることを『パラダイムシフト』と呼んでいます。

 そういう意味では、立つはずのない卵を立てて見せたコロンブスは、ひとつのパラダイムを見事にシフトさせたと言えますね。 もちろん、参考書なしでこの文章を書いている松村がいきなりハンサムになる方法だってあるはずです。

 いったん形成されたパラダイムは、そう易々とは外れません。だからたいって、生身の人間相手にそのパラダイムをぶつけてみても、事態はより深刻化していくだけなのです。しかも、その相手がご自身のお子様となると、本心で言っているはずがありません。ならば、ちょっとしたコミュニケーションの工夫がよりよい局面をもたらしはしないでしょうか?

               ウチの子は出来が悪い!成績はきっと上がらない!

 それは、本当に事実ですか?

  ここに、ひとつの逸話をご紹介しましょう。

 ある小国の王子が、おしのびで出かけたとある町での出来事、何か目新しいものはないかと、きょろきょろあたりを見回す王子の眼に、ひとりの美しい花売りの少女の姿が飛び込んできました。身に付けたみすぼらしい洋服などどうでもいいという風に、その少女からは一種のオーラとも言うべき『美』が感じ取れたのです。もっとも、お供の者たちにはそうは映っていなかったのですが、こういう時ってそんなものですね。

 王子は身分を明かさず、その花売りの少女から一本の燃えるような朱色のカーネーションを買うと、花が売り切れるまで邪魔をするわけでもなくじっと少女のかたわらに立ちすくんでいたのです。

 『さあ、今日は最後の一本まで全部売り切れたわ。きっとあなたが買ってくれたのをみんなが見て買ってくれたんでしょうね。だって、すごく立派な身なりの方ですもの。』少女は屈託のない笑顔でそう語りかけました。

 『少し話ができないだろうか。お茶は僕がご馳走するから。』『いいえ、初めてお花を買って下さった方にお茶まで御馳走になるわけにはいかないわ。では、割り勘ということでいかがかしら。』少女も極めて真摯に振る舞う王子のどこかにいつの間にかひかれていたのです。

 早くに母を病気で亡くしたこと、兄弟はなく、町では有名な鍛冶職人の父親も病気がちでなかなか仕事に行けないこと、花を育て、それを売ることで日々の生活と父の療養費を何とかまかなっていること、そんなことを少女は、それでも屈託のない笑顔を端々に見せながら語ってくれました。

 この後の展開は皆様ご想像の通りです。

  『いいや、わしは許さんぞ!そのような下賤の町娘とお前が一緒になるじゃと?絶対に反対じゃ。どうしても、と言うなら一度その娘を城に連れてまいるがよかろう。わしが面の皮をはがしてくれわ!』

 かくして王子は、娘を父親に紹介するためには最終手段も辞さぬ覚悟で彼女を迎えに行きました。迎えの車がどんどん山中の城に向かっていく途中、娘は怪訝そうにたずねました。『あなたのお家ってお城の近くなの?あの辺りにはきこりの小屋くらいしかないわ。』

 王子はそれには応えず『キミを父に紹介して、結婚の許しを請うつもりなんだ。OKが出たら今度はキミのお父様にも合わせてもらえないかな。』と切り出しました。娘はただうなずき小さく首を縦に振りました。もちろん小振りではあったものの、あの屈託のない笑顔もそこにありました。

 城に着き身分を明かされた時の少女の驚きようは想像を絶するほどでした。しかし、相変わらずの王子の真摯な態度に、自らも凛と背筋を伸ばしプレゼントされたばかりの純白のドレスに身を包んだ少女は王子の後を城内へと入って行きました。

 『ほーっ、そなたが花売りの娘か。さすが我がせがれがほれ込んだだけのことはある。実に美しい。しかしな、我が国の法律では身分の違う者同士の婚姻は認められておらんのじゃ。分かるな・・・・・。』

 『そのようなことは重々承知いたしております。しかしながら父上は国王、そのような法律を改正するくらいは造作もないことではありませんか?しかも国民から称賛されることはあっても非難されることは決してありますまい。』

 『それもそうじゃのう。よし、ここはひとつお前の命運を、賭けで確認するとしよう。おい、例の菓子をこれへ!・・・・・よいか、ここに二つのクッキーがある。ひとつには金貨が、そしてもう一つには銀貨が入っておる。お前が見事、金貨の入ったクッキーを引き当てれば即座に法律を改正し、婚姻の準備に取り掛かるとしよう。しかし、銀の方を引き当てればこの話はご破算じゃ。さあ、どうじゃな?もし拒めばこの話は初めからなしじゃ。』

 王子は知っていました。国王がたびたび国中の大富豪を城に呼んでは賭けを行い。前戦全勝していることを・・・・・つまりクッキーの中身はいつでも銀貨だけだったのです。

 さあ、賢明なる皆様、皆さまならどうしますか? この王子のとった行動は続編へと続きます。
詳しくはこちら
Copyright(C) 2009 FIRST STEP All Rights Reserved.